ヴィヴァ!オリンピック!
オリンピック、日本とイタリア選手たちの大活躍に心躍りまくったNです。
無観客というのはさびしい側面もあったでしょうが、「ホームで全集中」できる環境が、求道者的な日本の選手達のポテンシャルを最大限に引き出した可能性について、ぐらぐらとヨガをしながら、思いを巡らせたりしています。
なんといってもイタリアは、世界一速い男と世界一高く跳ぶ男を思いがけず輩出し、沸きに沸きました。
400メートルリレーでも金を取ったヤコブスは父親がアメリカ人ですが、母親にイタリアで育てられたので、英語が話せないことがもはや本人のネタになっており、英語での勝利者インタビューから逃げる気満々の姿が笑いを誘いました。
走り高跳びのタンベリは願掛けが好きらしく、今回は2016年のリオ五輪の直前に大怪我を負った左足を固めたギブスを「リベンジを誓って」持参しましたが、以前はゲン担ぎに、左半分だけひげを生やした、なかなか面白い顔面で大会に出場するのが常でした。
イタリアのお家芸のひとつはフェンシングなのですが、騎士道感あふれるコスチュームも相まって伝統的にハンサムな選手が多いイタリア男子チームが、韓国の韓流スターみたいなチームに、シュパパッと金メダルをもっていかれたのには、呆気にとられました。
イタリアの選手は、試合後のインタビューで、感謝を伝えつつ恋人の存在に言及することが多いのも、アモーレの国らしい特色です。
北京オリンピックにて、テレビの前で全力で応援した、まるっきり王子様なフェンシングの選手が、直後のインタビューで彼女への愛を語り始めたあの瞬間の脱力感。
今回話題を呼んだのは、オリンピック5大会連続出場という偉業を成し遂げ、引退を明らかにした、恋多き水泳界のスーパースター、ペッレグリーニでした。
閉会式の、ボランティアさんへ感謝を伝える場面で登場した金髪おかっぱ美女です。
試合後のインタビューで、実は6歳年下のコーチが恋人であると明かし、「これからもずっと寄り添っていけたら」と涙ぐんで、イタリア中が色めき立ったのでした。