ZAC MUSEOでも大人気のCHRISTIAN VILLAのバッグコレクション。
クリスチャン・ヴィラって一体どんな人?
ということで、今回は、クリスチャンヴィラご本人にインタビューしてまいりました!
私も長いお付き合いになりますが、なにはさておき、
クリスチャン、ものすごーくスウィート(=イタリア語でいうところのドルチェ)です。
今回も、ミラノ郊外のショールームの最寄りの駅まで、クールな愛車で颯爽と、クリスチャンご本人がわざわざ迎えに来てくれました。
INTERVIEW#1『ChristianVillaのはじまり』
2022.05.25
N(私) : クリスチャンは1980年生まれの42歳よね。ファッションに目覚めたのは?
C(クリスチャンヴィラ):うちは、父も母もファッション関係の仕事をしてたんだよ。
父方の祖母が、戦後に縫製工場を始めたのが、60人もの工員さんを雇う規模になっていて。
N: おばあちゃん、かっこいい・・・!
C: だから父の姉妹もブティックをやっていて、針仕事の腕がそれは見事で。今でも服のお直しは伯母のところに持っていく位(笑)。
父と別れた母も、まずはバリ島に住む友人が現地で作るスパンコールドレスの輸入販売を手掛けるようになって。
N: 80年代という時代は、ギラッギラだったものねえ。
C: イタリア以外にも、レバノンとか、アラブとか、中東にも沢山売れて。
バリ島や中東には、僕も小さい頃から母に連れられて何度も行っているよ。
N: なんてインターナショナルな子供時代!
C: その母が87年に創立した会社が、POP CORN。2000年の初めには、当時、すごく流行ったゴージャスなベルトの生産を手掛けていたんだ。
N: これまたギラッギラな(笑)。ウェスタンテイストの凝ったメタルパーツを散りばめたベルト、私も買い付けに行ったことがあるなあ、素敵だけど、重くて高かった!
C: そうそう、重くて高かった(笑)。
N: あなたの3年前に亡くなられたお母様もまた、ゴージャスな方だったものねえ。
ご本人も自らがギラッギラを放つ迫力があって、魅力的だった!
C: 僕はほとんどの時間を母と過ごしたから、少しでも母の役に立ちたくて、手伝いを始めたんだよね。
N: で、20歳からIED(イエッド、ミラノに本校のあるファッション・デザイン専門の老舗校)に通ってマスターを取得したと。その時には既にバッグデザイナーになるって決めていたの?
C: いや、全然(笑)。他に特にやりたいこともなかったからだけど、クラスメイトも多国籍で楽しい3年間だったなあ。バッグに限らず、テキスタイル、マーケティング、手工業の作業工程なんかを色々と学びながら、母をサポートしていた感じ。
ご本人も気に入ってくれたクリスチャン・ヴィラの似顔絵♪