ZAC MUSEOでも大人気のCHRISTIAN VILLAのバッグコレクション。
クリスチャン・ヴィラって一体どんな人?
ということで、今回は、クリスチャンヴィラご本人にインタビューしてまいりました!
私も長いお付き合いになりますが、なにはさておき、
クリスチャン、ものすごーくスウィート(=イタリア語でいうところのドルチェ)です。
今回も、ミラノ郊外のショールームの最寄りの駅まで、クールな愛車で颯爽と、クリスチャンご本人がわざわざ迎えに来てくれました。
INTERVIEW#2『ChristianVilla, バッグブランドになる』
2022.06.02.
N(私): じゃあバッグはいつから?
C(クリスチャンヴィラ): ちょうどその頃に、バリ島にバカンスと仕事を兼ねて2-3ケ月ずつ2回かな、ゆっくり滞在する機会があって。ブームだった工芸家具なんかと一緒に、当時、イタリアではかなり高価だったパイソンのバッグも仕入れてみたら、みるみる売れたんだよねえ。
N: ああー!確かにその頃、エキゾチックな家具のブームだったねえ!私のミラノの友人も、インドの家具を仕入れていて景気が良かった!
C: (ショールームの)そこにある鏡もその時に仕入れたものだよ。この机もバリ製。
N: 確かにすごい重厚感!モダンエスニック!
バリ産のゴージャスな姿見と、その奥にある、マリリンがゴージャスにほほ笑む物撮り用スタジオ。
C; 下の階にでっかいシャンデリアも2個あるけど、場所取るんだよね。要らない?
N: ・・・要らない(笑)。で、バッグが良さそうだと。
C: そうそう。で、もともとはベルト用に作ったボローニャの工場をバッグ工場に整備していったのが、2005年ころかな。少しずつ、機械を買いそろえて。
N: その頃は会社名の「POP CORN」ていうバッグブランドだったよね。
C: そうだね。パリの展示会でベルトと一緒にバッグもちょこっと置いてみたら、すごく反応が良くて、自然とそちらにシフトしていった感じ。
N: その頃から、既に日本のお客さんも?
C: そう、徐々に。で、そのうちに、POP CORNっていうブランド名が、あんまり良くないってことに気がついちゃったんだよね(笑)。
N : イタリアらしくはない(笑)。
C: イタリアで「POP CORN」というバッグブランドをやることって、アメリカで、「PIZZA」っていうバッグブランドをやるに等しいんじゃないかと。
N : ハハハ!確かに!
C: それなら、自分の名前を付けてしまえと。
N: 響きの良い名前だものねえ、クリスティアン・ヴィッラ。
(日本ではクリスチャンヴィラで認知されていますが、イタリア語の発音ではこうなります)
C: 俄然、受けが良くなった(笑)。欧州で商標登録したのが2010年で、日本で登録したのが、2012年。イタリアのバッグの展示会、MIPELに初出展したのも2010年だね。
N: じゃあ、POP CORNもCHRISTIAN VILLAも、どちらも実はクリスティアンがディレクションしてたんだ。
C: その通り。POP CORNも母のテイストを尊重しながら続けていたんだけれど、CHRISTIAN VILLAの引き合いが多くなったので、2014年頃にそちらに統一したんだ。
倉庫スペースに唐突に保管されているこれまたゴージャスなバリ産シャンデリア2点。
次のインタビュー記事『ChristianVillaのものづくり』はまた来週公開致します!お楽しみに♪