「こんなバッグと旅したい」旅の相棒にお勧めバッグ5選 その2

「こんなバッグと旅したい」旅の相棒にお勧めバッグ5選 その2

旅は道連れ世は情け。道中、愛情を捧げて捧げられたい、旅の相棒にお勧めしたいバッグのその3から5を、某先生の気分でお届け致します。

 まだまだ時差ボケが治りませんので、旅気分を存分に引きずったまま、続いてまいりましょう!

  旅の相棒にお勧め! その3 ボストンバッグ ( CHRISTIAN VILLA)

 長時間フライトの場合、メイクを落としてお肌のお手入れをして寝て起きたら洗顔後にお肌のお手入れをしてメイクをする。

 という流れを想定して万全に用意した化粧ポーチを張り切って持ち込むものの、メイクを落とさずにそのまま寝て起きて崩れたメイクをごまかして今回も終了。

 こういった(ずぼら加減のことではなく)「ちょっと荷物が多め」なタイプの方にお勧めしたいのが、クリスチャン・ヴィラのボストンバッグです。

 大振りには見えないのに、底のマチ幅が意外と思い切っており、気持ちよくモノが入ります。

 ダブルジップを滑らせるとガバッと気持ちよく開くので視界良好、中身が広く見渡せます。

 高さ自体は18センチとコンパクトで、リングで取り付けられた持ち手はパタンと下方向に折り返せるため、飛行機の前座席の下にもすんなりとお行儀よく収まります。

 電車などで座ってひざの上に載せた際の安定感も、ものすごく優等生。

 エレガント&フォーマルにも、カジュアル&スポーティーにも、オケージョンやコーディネイトを選ばずに、ちょっと多めの荷物を入れっぱなしにしたまま、いつでも即出動。

 ・・・やっぱりずぼらタイプの方にもお勧めしたい逸品です。

 

 旅の相棒にお勧め! その4 KERIN ( BJANKO)

 エコバッグというのは、いかんせん、予備のバッグ感がぬぐえないものですが、このモード感あふれるケリン嬢は、エコバッグ感がゼロ。

 シャープで主役然としたデザインと素材感が印象的なKERINは、プラスアルファの要素として、たまたま小さく折りたためますし、たまたま付属のポーチに入れることができるだけなのです。

 この紙のような素材は、タイベックという米国デュポン社が開発した特殊不織布で、これに、当のデュポン社も実現できなかったフィルムコーティングを施す技術を5年かがりで開発したのがミラノのブランド、BJANKOです。

 本来はBIANCOというスペルで「白」を意味するビアンコは、タイベックそのものが真っ白であることを表しており、今やその技術力で本家デュポン社のオフィシャルメーカーになりました。

 そんな彼らが独自に展開する商品は、大量生産と思うなかれ、タイベックはその特殊さ故、重ねてレーザーでカットすることができないので、なんと、11枚のパーツが、職人さんによってハンドカッターで切り抜かれているのです。

 羽衣のような軽やかさと、人を魅了する美しさ、(梅の木のような)タフさを兼ね備えた、紅天女のようなKERINを携えて旅先でも颯爽と歩いて頂きたい、と私は今、何故だか月影先生の気分です。

  旅の相棒にお勧め! その5 LIA MINI (NOVIA)

 なぜNOVIAのバッグはこんなにも軽いのか。

 その秘密は、一枚一枚のレザーパーツを丁寧に漉いた後に、更にその一枚一枚のパーツの全周をぐるりと漉き、かつレザーの間に挟む芯地パーツの全周さえも一枚一枚漉く、その根気極まりない職人技にあります。

 そしてこの技は、NOVIAのバッグの縫い合わせ部分の薄さ、美しさにも活きてきます。

 このリア・ミニ嬢も、重厚感さえ漂う気品あふれる見た目に反して、驚きの軽さを誇るワンダーガール。

 3層に分かれたバッグの整理能力と収納力は素晴らしく、ジップと留め具を駆使して安心かつスマートに開閉。アコーディオン状にパカーンと開くので、中身がすぐに取り出せます。

 私の場合、A5サイズのiPadを持ち歩き、地下鉄に乗るたびにバッグをX線検査に載せなくてはいけなかった上海でも大活躍してもらいました。

 上品でフェミニンなルックスですが、デニム&Tシャツのようなカジュアルコーデにもフィットしてしまうところが、「リア・・・おそろしい子!」。

 再び月影先生の気分で失礼致しました。